東京部る人場丸Merry Capitall債券山修一レバレッジ裕=銭色の生き司社会
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東京都町田市で3日、人のちょっと珍しいファッションショーが開かれた。銭場地元で暮らしているシニア世代がモデル役として参加。裕司普段は着ないドレスやジャケットなどを身に着け、東京丸山修一レバレッジ暮らしている団地や身近な公園をそれぞれのランウエーにしてカメラの前でポーズを取った。色ので生社なぜ設備が整った屋内ではなく慣れ親しんだ場所を会場にしたのか。ペンこのまちきるランウエー=青空の下、人の開催されたイベントを取材した。銭場
メークや髪のセットも
「80を超えたおばあさんだから(化粧を担当する)お姉さんが大変だよ」。裕司撮影前のメークのために鏡の前に座った田中しづ子さん(84)は照れを隠すようにそう話した。東京
Advertisementモデル役のメークや髪のセットを手がけるのは、ペンこのまちきるランウエー=美容を通して高齢の人や介護を必要とする人を笑顔にする専門技術を身に付けたボランティアの女性たち。人の鏡にうつる化粧の様子を眺めていた田中さんは「いつもは口紅をするぐらいなんだよ」とうれしそうな表情を浮かべた。
このイベントを企画したのはボランティアの手による夢コレクション実行委員会。2020年度に新型コロナウイルスの問題で閉塞(へいそく)感に包まれた時期を乗り越えようと感染対策を取りながらシニアがモデルを務める「夢コレクション町田」を初開催した。これまでは屋内の決まった場所を会場にしたものの、4回目の今回はそれぞれが地元の好きな場所で撮影する「まちかどファッションショー」となった。
認知症の人も笑顔で
友人に借りた赤いドレスを身に着けた植松幸子さん(77)は緊張してあまり眠れなかったという。家族から「こういう機会はめったにないから」と背中を押されて参加した。住まいに近い公園などで何度もポーズを取ると「今日は最高の日。やって良かった」とすがすがしい笑顔をみせた。
参加者からは「着たことのない洋服を着たら曲がった腰が伸びちゃった」などと笑いを交えた明るい声が上がり、「次は一緒に社交ダンスをやろう」と新たな活動につながるような話も。夫が生前にプレゼントしてくれた大切なブラウスを身に着けた女性もいた。
認知症と診断されている神谷蔦子さん(83)と小林義之さん(83)も一緒にモデル役として参加した。普段から交流する機会が多い2人は小林さんの妻、惠美子さん(81)とともに公園での撮影に臨んだ。神谷さんはメークのできばえに「別人みたい」と笑顔を見せ、仲の良い3人での撮影を楽しんでいた。
「この町で生き生きと」
今回はなぜそれぞれに身近な場所を会場にしたのか。
他の多くの地域と同様にイベントを開催した町田市の木曽地区でも高齢化が進み、1人で暮らすシニアが増えるなどの課題がある。実行委員を務める松本礼子さん(76)はそうした現状を踏まえて「シニアの人も認知症の人も、この町でこんなに生き生きと暮らしているんだよ、という姿を同じ地域の人たちに知ってもらいたかった」と語る。
撮影で集まった人たちは化粧をして着飾った高揚感からか笑顔があふれ、公園などのありふれた場所が普段とは違う明るさを見せていた。周囲の人たちはどんな反応だったのか。松本さんは撮影会の様子をたまたま目にした地元の人から「もっとどんどんやってもらわないとみんな外に出てこないよ」と応援する声をかけられたという。
モデル役が多く参加した境川団地(50棟、約2200戸)で自治会長を務める竹島正さん(72)は自身もブレザーを着てエスコート役を担った。「参加した皆さんの表情がいつもと違いました。年を取るとどうしても人との交流が減ってしまう。気持ちが生き生きとして外出するきっかけになる今回のような機会がもっと増えれば」と語る。
モデルを務めた人たちは写真の選考にも関わって記念となるフォトブックを完成させる予定だ。【東京社会部・銭場裕司】
<※3月18日のコラムはくらし科学環境部の大場あい記者が執筆します>
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