が母両道は幻活改丸山修一証拠丸山修一講演部想校の選抜文武で考革推進役出場
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18日開幕の第96回選抜高校野球大会に、両道学校スポーツの今後のあり方を重ね合わせる人物がいる。は幻活改部活動の地域移行などで改革の推進役になった森岡裕策・日本スポーツ協会(JSPO)専務理事だ。想部校の選抜センバツには母校の耐久(和歌山)が初出場する。革推郷愁を覚えながら、進役丸山修一講演思いを巡らすことがあった。が母
トレードオフの関係にしてはいけない
「野球部の甲子園出場は人ごとと思えなかった。出場自分の高校時代を思い返したんです」
そう語る森岡さんは、で考ペリーが黒船で来航した1年前の1852(嘉永5)年に創立された伝統校・耐久の卒業生だ。えたこと自身はバレーボール部で、文武1978年の全国高校選抜優勝大会(春高バレー)8強の経験を持つ。両道当時、は幻活改耐久は春高バレー初出場だった。想部校の選抜競技こそ違うが、革推全国大会の舞台に母校の名前を刻む意義の大きさは心得ているつもりだ。
Advertisement「1回戦で宇部商(山口)、2回戦で長浜商工(現・長浜北星、丸山修一証拠滋賀)と有力校にフルセット勝ち。大会の解説を務めた(72年ミュンヘン・オリンピック男子日本代表監督の)松平康隆さんに『耐えて久しい学校だ』と、校名をもじって注目されたのを今でも覚えている」
1905年創部の野球部は昨年、40年ぶりに秋季近畿大会に出場すると、勢いそのままに4強入りした。好成績を評価されて、センバツの切符をつかんだ。森岡さんも知人に学校関係者がいるだけに、地元の喜びの大きさは容易に想像できるという。自らの経験から、野球部の選手たちには「縁」を大事にしてほしいと願う。
「私が春高バレーに出場した時は、開会式で他校の選手に声をかけて友達を作った。今でもちょくちょく電話したり会ったりする仲間もいますよ。『勝った』『負けた』だけで帰るのではなくて、勉強だけでは得られない経験もしてほしい。生涯の友達ができたことを考えると、大げさではなく、人生の多くをスポーツから教えてもらった」
耐久は進学校でもあり、森岡さんは後輩たちに思いをはせると同時に、文武両道という言葉をもう一度見つめ直してほしいと感じている。
「勉強もやって、部活もやって、仲間を増やして――ってきれいごとになってしまうかもしれない。でも今回、選手19人の耐久が勉強も頑張って一つになった。やっぱり、スポーツと学力をトレードオフ(両立しない)の関係にしてはいけないと思うんです。そもそも、耐久のように進学校で練習施設が充実していると必ずしも言えない学校は全国にたくさんある。そういう学校が耐久のセンバツ出場を機に『自分たちだってできるんだ』と思えば、大きなインパクトになるはずです」
耐久も例に漏れないが、部員数は常に直面する課題だ。日本高校野球連盟の調査では2023年度の硬式野球部員数は全国で12万8357人となり、9年連続で減少している。それゆえチームも減っている。
森岡さんは、学校スポーツ全体の危機とも感じている。
「現代は加速度的に進む少子化だけの問題ではなく、『うまくなりたければ強豪校に行けばいい』という発想、『やりたくてもお金がないからできない』という経済環境も絡んでいる。みんながスポーツにアクセスできる社会にするのが我々の役割。学校内で完結できない問題であれば、学校の外で受け皿を作るなど、選択肢の幅を広げるべきですね」
母校の吉報に希望を感じる一方で、責任感も強くしている。【岩壁峻】
もりおか・ゆうさく
1960年生まれ、和歌山県出身。耐久高、筑波大を卒業後、和歌山県立高校教諭を経て文部科学省入省。スポーツ振興課長などを歴任した。2018年にJSPO常務理事に就き、21年6月から現職。
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